ジュニアNISA
ジュニアNISAとは?
NISA制度は、20歳以上を対象に2014年から始まりました。この制度を2016年から「20歳未満の子どもにも適用させよう」というのが、ジュニアNISAです。
非課税枠は80万円と通常のNISAより少ないですが、子どもがいる家庭からすると、うれしい新制度ですね♪また、2016年から通常のNISAの非課税枠も120万円になるので、夫婦に子ども2人の家庭なら年間400万円の非課税枠が確保できるようになります。
<ジュニアNISAの早見表> (2016年1月8日時点)
非課税対象 | 株、投資信託の値上がり益や配当金、分配金 |
非課税投資枠 | 毎年80万円まで(翌年への繰り越しはできません) |
期間 | 5年間(売却しても非課税枠の再利用はできません) |
投資総額 | 最大400万円まで(1年80万円、5年累積400万円) |
制度継続期間 | 2016年から2023年までの8年間 |
口座資格者 | 20歳未満(0歳~19歳まで) ※20歳以降は通常のNISAへ |
口座管理者 | 親権者が代理でおこなう |
※原則18歳になるまで引き出すことができません(期間内に引き出しをおこなう場合、課税対象となる)。
ジュニアNISAの狙い
ジュニアNISAが始動することで、非課税枠が増えて個人投資家にとってはうれしいことです。また、その他にも大きな狙いがあるようです。
(1)株式市場の活性化
現在開設されているNISA口座でも、株式市場に流れるお金は巨額になっています。そこで、新たに焦点が当てられたのが、子ども版NISAで投資する枠を増やすことです。子ども版NISAの利用者が全体の5%であったとしても、約6,000億円の新たな資金流入が期待できます。
(2)親族から子どもへの資金移動
ジュニアNISAは、相続税対策としても注目されています。毎年、贈与税がかからない最大金額は110万円までで、ジュニアNISAの上限は80万円です。ということは、贈与税を気にせずに子どもに資金の移動ができるのです。これは、学資保険に変わる、新たな選択方法になるかもしれません。
ジュニアNISAをどう使うか
名称に“ジュニア”とついていますが、実質的に運用をしていくのは、子どもに資産を残したい親族になります。現在子どもがいて、NISA口座を効率よく使っている方は、非課税枠が増えて大変助かりますね。
NISA口座のかしこい使い方は、長期投資に向いている仕様になっているので、割安成長株を5年間寝かせておくスタンスが望ましいでしょう。他にも、配当金・分配金が非課税の対象なので、高配当・高分配の株や投資信託も人気のようです。また、株主優待も、もらえる数が多くなることもあり人気です。長年株主優待を実施している企業や欲しい株主優待を探してみることも面白いかもしれないですね♪
<NISA口座での取り扱い金融商品とその特徴>
ネット証券 | 取り扱い商品 | 特徴 | |||
国内 | 外国 | 投信 | 積立 | ||
SBI証券 | ![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
・株式売買手数料完全無料 ・金融商品の取り揃え◎ |
楽天証券 | ![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
・株式売買手数料完全無料 ・金融商品の取り揃え◎ |
マネックス証券 | ![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
・2015年から株式、投資信託、 米国ETFの購入時手数料実質無料 ・金融商品の取り揃え◎ |
松井証券 | ![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
・株式売買手数料永年完全無料 ・投資信託は100円から積立が可能 |
ライブスター証券 | ![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
・株式売買手数料、最安値水準 ・証券口座開設で本プレゼント ・投資信託の取り扱いは2本のみ |
店頭証券 (野村・みずほなど) |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
・株式、投資信託ともに、手数料が高い |
銀行全般 | ![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
・株式の取り扱いはない ・投資信託は種類も少なく、手数料が高い |