株の基礎知識
株式投資で利益を出す方法は、主に次の4つがあります。
「値上がり益(キャピタルゲイン)、配当金(インカムゲイン)、株主優待、貸株」です。
「値上がり益」というのは、株価が上がったときの利益です。株価ができるだけ安いときに株を買って、高いときに売ればその差額がもうかります。株式投資では、値上がり益がパフォーマンスに影響するので、一番重視するべき利益です。株価があがる理由としては、会社の業績が好調であったり、新製品や新技術の発表があったりなどさまざまです。投資家が買いたくなるようなニュースが出たときにあがると覚えておいてください。
次に「配当金」ですが、これは、会社が上げた利益の一部がもらえます。かんたんに言えば、会社に資金を出してくれたお返しです。全く配当を出さない会社もありますが、多いところでは利回り4%も出す会社もあります。また、年4回配当を出す会社もあります。ただし、配当金を出さない会社の中には、業績が良くてもあえて出さない会社もあります。その理由は、配当金として投資家に払わず、会社の成長のためにお金を使おうと考えるからです。このような会社は、配当金の代わりに大きな値上がり益をもたらしてくれるかもしれません。
3つ目の「株主優待」というのは、会社から株主への贈り物です。お中元やお歳暮のようなもので、株を保有しているともらえることがあります。株主優待の内容は、自社製品を3000円分もらえたり、クオカードやお米券をもらえたりと、会社によってオリジナリティあふれます。配当金の“おまけのような存在”です。
最後の「貸株(かしかぶ)」というのは、購入した株を証券会社に貸し出すことで証券会社から金利をいただくものです。貸株サービスを利用すると、年0.1~0.5%程度の金利がもらえます。仮に100万円の株を購入して、貸株を使ったときは、1年で5000円(0.5%の場合)の金利が手に入ります。ただし、貸し出している証券会社が万が一倒産すると、株券が手元に戻ってこないこともあるので注意です。
以上のように4つの儲け方を紹介しましたが、投資のスタンスによってねらう利益はそれぞれです。ご自身にあった投資法を見つけましょう!
(株式投資の詳しい解説は、グループサイト「やさしい株のはじめ方」をご覧になってください。)