「1人1票しかIPO株に申し込みができない」という、“完全平等抽選”とは逆に、「1人何票でも申し込みができる」、資金があるだけ抽選が行われる証券会社があります。その証券会社とは、ズバリSBI証券です。SBI証券の抽選方法には二面性があります。それは、前のページで紹介した「IPOチャレンジポイント」を貯めて着実に当たりに近づける方法と、資金量で抽選回数を増やす方法です。後者の抽選は、たくさん申し込むほど当たりやすくなることを覚えておいてください。
・「100株」のみ申し込み → 抽選は1回だけ…
・「500株」で申し込み → 抽選は5回!!
条件によって差が付く証券会社をもう1社紹介します。それは、「ステージ制(3つ)」を採用している楽天証券です。取引実績や資産額に応じて当選確率が変わります。通常の「IPOレギュラー」の場合を1倍と考えて、月間の平均手数料(過去6か月)が15,000円を超えれば、当選確率3倍の「IPOシルバー」となり、月間の平均手数料(過去6か月)が10万円以上、もしくは、預かり資産が1億円以上であれば、当選確率5倍の「IPOゴールド」となります。
要するに、お得意様になるほど当選確率が上がるしくみなのです。楽天証券をメイン口座として利用されている方にはうれしい制度だと思います。
(↑楽天証券公式サイトより抜粋)
このように、上記2社では取り組み方(資金量・取引量)によってIPO当選率に差が出るので、資金に余裕のある方は、SBI証券、楽天証券から申し込むと有利になりますね。